ちょっとヘン!?今どきの「子育ち」環境 報告

子育ち学ネットワークの主催(ハンズオン埼玉は協力)のイベント

 ちょっとヘン!?今どきの「子育ち」環境
 —「給食」「安全」「個人情報保護」—

がありました。
WBC決勝戦と重なったにもかかわらず、
ご参加いただいた方々、ありがとうございます。
新しい出会いもあり感謝です。

3つの話題にはとても共通することもありました。
あらためて人とひとのつながり方が、問われているように思いました。

当日の様子が紹介されているサイトです。
http://www.geocities.jp/takuchan3837/saitama.html

参加者された方の記事
http://www.janjan.jp/living/0603/0603221184/1.php
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2006/03/321.html

余談ながら以下西川の感想

私自身もいろいろ気づきがありました。
安全については、今もっとも広がりつつある市民活動である、
防犯活動について、日頃からどう考えたらいいかしらって思っていたので、
示唆にとんだ発言がたくさんあって、学べました。

市民活動は、基本的には誰も排除しない社会をつくることであり、その知恵の 蓄積された社会を市民社会と呼びたいと私は考えているのですが、そのことと 防犯といったときに、どんなふうな展開がいいんだろうかと考えることが多い です。

参加者の中のお話でおもしろかったのは、
「子どもの立場になって考えてみたときに、大人たちの防犯活動が監視活動に すりかわってはいないか?寄り道もできなくていいのだろうか。」というもの でした。
そして結果的に無菌状態の中で「人とかかわって生きていく力があるのではな いか」「自分で決め、その結果を負う」という力が育っていかないのではない かと。
「不審者情報」が毎日のように警察から流れてくると、恐怖感ばかりが増殖し ていきます。
「地域ぐるみ」という名で「やらされる」地域活動ってなんなのだろうとも思ったり。

自由と安全の問題は、単純には結論が出せない問題ですが、むしろ、問題を簡 単に決めてしまわないで、子どもの気持ちもわかる、親の気持ちもわかる、さ て、どうしたものだろうか、とみんなで悩みつづけることが大事なんじゃない かって最近は思います
私が地域でとりくんでいる保育所などでも、安易に誰かのせいにしてしまおう(私のせいと言われたくない)、という発想 のひろがりが、管理的な保育の根底に広がっていて、子どもたちの暮らしの幅 を狭くしていような気がします。それが一番怖いなと思います。
冒険遊び場が、住民参画で行われなければできない理由はここにあるかもしれませんね。

2006年03月21日

投稿者 nishikawa

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