緊急報告! 夕張の涙と夢070321

夕張といえば、メロン、黄色いハンカチ・・・いえいえ、財政破綻でしょ。
3月21日のお彼岸に、「ハンズオンタイムvol.6緊急報告!夕張の涙と夢」を
北浦和カルタスホールで、開催しました。(参加者30人)
西川手作りの黄色いハンカチ風の看板をバックにいよいよ開演。

司会進行は吉田。バックミュージックは、イギリスの炭鉱を舞台にした
映画「ブラス!」のサントラ盤。
冒頭は、写真家・大西暢夫さんにご協力いただき、夕張のスライド上映。
「夕張で暮らし続けたい」という高齢者夫婦が写真の中でにっこり笑う。
炭鉱夫やその家族の暮らしを支えてきた彼らの「ふるさと」の涙と夢、
そんなことを感じながら、伊関さんの報告にリレーされた。
報告については、インターネット新聞janjanの記事をご紹介したい。

http://www.janjan.jp/area/0703/0703222143/1.php

夢と希望と志で、人と人がどうつながっていけるのか、
どうやったら、一人ひとりが自分ごととしてまちをつくっていけるか、
そんなことを考えた一日となった。

イベント終了後、夕張にちなんだ「メロンパン」を食べながら
茶話会を開きました。いつものハンズオンらしく、最後は自己紹介タイム。
中には、「沖縄から今朝来ました」とか「名古屋から夜行バスで来ました」
など、遠くから駆けつけてくださった方もいました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

以下、参加者の感想を一部紹介します。

・ へー、そうなんだあ、と思うことが多くて知らないことを知れる場でした。でも、吉田さんが言っていたとおり、こういうことって他人事なんですよ、自分にとっても他人事でした。ちょっとずつ自分にひきよせていこうと思います。
・ 刺激的な内容で参加してよかった。
・ 医療について地域社会・自治体が手も足も出ないなかで考えさせられることが多かった。医療と病院の話はうちのまちの公園の話(基地跡地利用)によく似ていると思った。村上医師にがんばってもらいたいと思いました。夕張同様、流れ者ばかりの埼玉県も産業以外の問題は似ているかもしれません。
・ これまで仕事の観点で話を聴くことが多かったが、今日は一人の市民の立場で、より身近に夕張の再生の話をきき、スライドを見ることができました。このような機会は貴重ですので、今後ともご活動頑張ってください。私も自分なりに周りに伝えられるよう努力してみます。
・ ありがとうございました。この企画のうたい文句に「夕張の人もかわりつつある」とありましたが、報告の中では、反対勢力の話が多く、それがリアルな状況なのだろうと思いました。考えさせられるテーマをたくさんいただきました。まちづくりに関わるものとして、夕張のこと(財政破綻のこと)は、本当に無関係ではないと思っています。
・ 自分はどんな街に住みたいのか、今日の話(夕張の話)を自分の問題として実感できるようになりたいです。伊関さん、参加者と目を合わせて話をした方がもっと想いが伝わると思います。
・ 大西さんの写真、びっくりしました。みのもんた情報ばかりではだめですね。病院再生にかける方の想いが夕張に根付くことを願っています。ブログ等で情報をチェックしていきたいです。ありがとうございました。
・ 夕張の明日は日本の明日?大変考えさせられました。2000年、2005年の国勢調査を見ますと、夕張の高齢化(=若者の流出)は、非常にはっきりと現れており、どうソフトランディングさせられるかが課題であると認識しています。
・ 大変勉強になりました。やっぱり破綻しないと変わらないのでしょうか?難しい問題ですね。
・ 大変な状況にはかわりはないでしょうが、今後の夕張に希望の持てる気がしました。とくにビデオはよかったです。ドラマを伝えていくって大切なことだなと思いました。
・ おくれてごめんなさい!今日は若い人が多い!びっくりしました。さて伊関さんのお話。はじめはぼやーっときいていましたが、だんだん「イミ」がみえてきて、おもしろくうかがいました。市民の当事者意識──コンビニ救急車のこと、職員の当事者意識──崩壊せねば気づけないおろかさと人間らしさ。そんなことをこえていく制度とシステムを。私も考えていきます。
・ マスコミでは得られない現場の取り組みが聞けて勉強になりました。自分の問題として考えていきたいです。
・ 参加させて頂き、本当にありがとうございました。夕張にぜひ行ってみたくなりました。大変な問題(医療)をかかえ、苦労している、頑張っている人を応援したいです。
・ それぞれの病院関係者、地域の住民が「小さいドラマ」を積み重ねる意外に、医療再生の未知はないと確信しました。微力ながらがんばろうと思いを新たにしました。
・ 地域の再生は高齢化社会を迎える日本にとって、大きな課題になるものえです。本日はその一端を夕張に見出すことができましたので、大変参考になりました。ありがとうございました。市民の意識がいかに大切であるかは、胸が痛むほどわかります。
・ 地域コミュニティの基盤そのものが崩壊した、夕張のケースは、他の地域の再生の手本となるはずです。ぜひ継続的に開催して頂きたいと考えます。例えば、今回は医療を通じたまちづくりでしたが、違う角度でも良いと思います。医・食・住etc.

2007年03月25日

投稿者 hands-on

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