2017年03月22日

『あそびの生まれる場所 「お客様」時代の公共マネジメント』発刊のお知らせ

『あそびの生まれる場所 「お客様」時代の公共マネジメント』
西川正著 ころから刊 

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ハンズオン埼玉理事の西川正が、12年間、たくさんの方々と焚き火を囲みながら、人が集まる場や社会のありようについて思索を重ねた1冊です。


 公園や施設に増殖する禁止の看板や貼り紙。
 子どもの声は騒音として扱われ、声をかけると不審者扱い。
 子育てなど多くの人々の共同の営みだった暮らしは、
 次々と「サービス」に置き換わり、その現場にはマニュアルと苦情が急増。
  こんな時代に、どうすれば、人が人として出会い、
  安心して、何かしてみようと思える場所にしていくことができるのか。
  全国の「あそびの生まれる場所」を紹介しながら、
 「お客様」時代における公共空間のありようを考えます。

●ご注文は、書店さん経由か、
直接出版社の「ころから」までご連絡ください。
   ↓
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Amazonなどでもご注文いただけます。

*ハンズオン埼玉経由のご注文の受付は、終了いたしました。
 たくさんのお申込み本当にありがとうございました。


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●「まえがき」より 一部抜粋

 遊びの本質は、「想定外のドキドキ」だ。結果がわからないから、遊びになる。
 その想定外を許容する「気持ちの〈あそび〉」を今、私たちの社会では、とても持ちにくくなっている。
 その背景には、「それは誰のせいか?」がまず気になってしまう人々、そして、「損か得か」をまず考えてしまう人々の急速な増殖がある。「私のせいにされたくない」「私は損をしているのではないか」ーーそんな気持ちのあせりが、苦情というものの言い方を生み出す。他者を責め、ネットを炎上させる。それを恐れて、さらになにごとも起こらぬように縮こまる。あらかじめ禁止する。
 本書では、この悪循環を「制度化」、「サービス産業化」という視点から分析を試みた。そして、寛容さをなくし、禁止や自粛が増殖する社会で、どうすれば、もう少し〈あそび〉をつくることができるのかを考察した。
 何かをしてみようという気持ちが生まれてくる運営とはどのようなものだろうか。
 誰かを排除したり、安易に権力に頼ったりすることなく、自由を感じながら生きていける、そうした暮らしとは、社会とは、どうすればつくれるだろうか。
「 遊び」「公共」「コミュニティ」をキーワードに考えてよう。
 これが本書の主題である。

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●目次より
はじめに 「何かあったら困るので……」

第1章 「サービス社会」の風景
 子どもと遊びの現在
 サービス産業化の中の子育て風景
 「禁止」の生まれる構造
 2つの新しい公共
 「話す人の心は聞こえてこない」

第2章 焚き火の風景
 おとうさんのヤキイモタイム
 煙の向こうに見えるもの
 「一緒につくる」ことの意味
 落ち葉の遊園地
 「道」が「通り」に変わる時

第3章 遊びの生まれる風景
 北浜こども冒険ひろば
 一畳プレーパーク
 子育てひろば「ぶりっじ@roka」
 フキデチョウ文庫
 こどものたまり場・大人のはなす場「かっちぇて」
 コミュニティハウスひとのま
 彩星学舎
 のおがた未来cafe
 NPO法人なかよしねっと
 NPO法人暮らしネット・えん
 高知こどもの図書館
 深谷シネマ
 わらしべの里共同保育所
 興望館
 川口自主夜間中学

第4章 対話の風景
 焚き火のできるまちへ
 プレーパークという試み
 「保育」をささえるもの
 「私のだいじな場所」になる運営
 「コミュニティワーク」という仕事
 「公共は発生する」

あとがき
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投稿者 hands-on

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